当事務所の三つの「親切」
★お客様の課題を十分に把握し、一緒に考え、最も適切な解決方法を提案
★受けた業務は途中経過をこまめに報告し、業務終了後も必要に応じてフォロー
★対応しきれない仕事は、直ちに対応可能な機関・専門家へ紹介・仲介
当事務所の三つの「強み」
★企業に対する相談に20年余り携わり、好調な時から厳しい時までの様々な相談に対応
★商工団体、産業支援機関、研究機関と密接に連携
★個人事務所故の軽いフットワーク。お声がかかれば速やかに訪問
※初回相談(30分以内)、業務の見積無料。オンライン相談に対応。

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(対応地域~主に北海道石狩・空知・上川地域。その他は御相談により可能な対応をいたします。)

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私は、行政の立場で20余年、個人事業者、小規模事業者、中小企業者の様々な相談に対応してきました。
その経験から、幅広い支援機関、専門家とのネットワークを生かして、親切第一で皆様の問題解決をお手伝いいたします。

こんな困ったことや、やりたいことはありませんか?

私がその問題解決のお手伝いをいたします

 

起業しようと思っているけれども、具体的に何から手を付けたらいいのかわからない。

 

起業しようとすることをどう、具体的に見える形にしたらよいか戸惑っている。

 

開業資金をどう確保したらいいかを知りたい。

 

融資や補助金などを使いたいけれども、いろいろ書類を作るのが大変そう。

 

働き方改革や人材確保が難しい事情から、生産の効率化を図って生産力の維持や向上を図りたい。

 

新しい事業(商品やサービスの提供)を始めたくてアイデアはあるが、どのように段取り何を調べたり計画を進めていいかどうかがわからない。

 

新しい業務の契約を結ぶところまで、取引先と話がまとまりつつあるが、具体的に自分たちが損とならず事務処理で苦労しないで済む契約書を作成したい。

 

LINEスタンプなどの登録を申請しても、著作権がないということを理由に却下された。証明するにはどうしたらいいかを知りたい。

 

コンピューターソフトウェアなどの著作権を第三者に対して主張できるように必要な登録手続きをしたい。

 

しかし・・・

 

いろいろ取り組みたいことはあるけれども、そのために必要な調査、検討の時間や書類作成などの仕事をする時間やスタッフが足りない!

本事務所に御依頼いただくと

  1. お問い合わせ、御相談をいただいた上で、解決方法を提案します。
  2. お客様のご希望により、関係の専門家の紹介、書類作成、許認可手続き等の必要に有無などの調査など解決に当たっての具体的な手続き等をお手伝いします。
  3. お客様にとっては、当事務所への費用負担を考慮しても、時間と経費の負担が減らせます。

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事務所の業務実績
  1. 起業に当たっての諸手続き、資金確保等の相談対応
  2. 起業を見える形にするビジネスモデル、事業計画作成の相談対応
  3. 補助金、助成金、融資活用の申請関係書類の作成
  4. 生産設備更新のための支援措置活用のお手伝い
  5. 新商品・サービス企画に当たっての諸業務(事業計画作成、専門家の紹介、補助金活用、許認可の要否等の法務調査など)
  6. 商取引の契約書作成のリーガルチェック等の相談対応
  7. LINEスタンプ登録のための著作権所有証明方法についての相談対応
  8. 上記の内容に関するセミナー、ワークショップ等の講師を担当
  9. 企業法務についての講義を大学で実施(非常勤教員として。民法、独占禁止法、不正競争防止法、知的財産関係法、個人情報保護法等を講義)
  10. ブログ「中小企業等の事業者の問題解決に役立つ支援制度の基本(北海道編)」を運営 他

サービスの御案内

起業・独立開業サポート

生産性向上サポート

販路拡大サポート

その他の課題解決サポート

各種情報

お客様の声


本田リエ様

社会課題の解決と事業の成長を両輪とする事業の在り方、この社会的企業へのシフトに取りくんでいる中で、エンレイソウ工藤代表の法律や行政の仕組み、視点を踏まえたコンサルテーションと私たちが描く理想を共有できたお陰で、未来の青図をしっかりと描き整理することができました。
進むべきアプローチの方法を的確に具体的に、わかりやすく指南していただけけます。
これからも様々な展開のために、またご相談させていただきたいと思っています。
((株)やさしい森代表取締役(ペットフード販売)、NPO法人てとての森理事長(動物愛護活動)


武藤忠雄様

とても親身になって頂き申し分なしと断言出来るくらい私は感激しております。
誠実なのが何よりかと。((株)リビット代表取締役(シニア向け賃貸住宅等仲介))


emico様

今まで、一人で試行錯誤してきたから、話きてもらえて、そもそもうれしかったです。
カウンセリングみたいな感じだった!
大切な時間でした。ありがとうございました。(コワーキングSALOON札幌店長)


A様

相談会の感想ですが
・推したいセッションを作った方が良い。その商品説明をブログに積極的にアップする。
・ブログ内容はキーワードをどんどん出して、つなぎ合わせていくと文章にしやすい
など、散らかっていた頭の中を丁寧なアドバイスで整理していただけた感じがありました。
一人で考えていたら、やはりいつまでも、悶々としてたと思います(^^)ありがとうございます。(リラクゼーションサロン起業準備中)


Y様

工藤さんにアドバイスいただいた内容を契約書のひな形として使わせていただいております。インターネットで検索するだけでは何となく不安ですし、きちんと資格を取られた方に助言をいただけて、大変心強く、感謝しております。(海外展開エージェント)


K様

勉強熱心で親身になって相談にのってくれますよ(コワーキングSALOON札幌管理人)

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主な業務実績(著作)

トライボロジーの成果と理科教科書の分析に基づく摩擦現象教授法の再考: 真実接触点に着目して (ペーパーバック・デザインエッグ社Kindle版(抄))

主な業務実績(セミナー、ワークショップ等)


2018年9月19日 「事業者の皆様、その補助金大丈夫」セミナー(コワーキングSALOON札幌)


2018年10月 北海道胆振東部地震被災地ボランティア(り災証明書作成相談・代行、札幌市清田区・安平町・むかわ町)


2018年11月~ 起業の悩み個別相談会を定期開催(コワーキングSALOON札幌)

2019年2月27日 助成金等活用セミナー 講師(さっぽろ産業振興財団スタートアッププロジェクトルーム)

2019年2月28日 さっぽろサムライ倶楽部チカホ相談会(事務局 札幌商工会議所)

2019年4月~ 北海道科学大学未来デザイン学部非常勤教員(民法、経済関係法(独占禁止法、不正競争防止法、知的財産法、個人情報保護法等を含む)等を担当)

2019年4月~ さっぽろ産業振興財団スタートアッププロジェクトルーム相談業務担当アドバイザー

2019年10月4,18日 講座「事業者の皆様、その補助金大丈夫?」(美唄サテライトキャンパス)

2019年10月11日 るもいBizCafe「事業計画の作り方」講師(旭川産業創造プラザ・留萌商工会議所主催)

2019年10月20日 「好きを仕事にするSALOONオトナ予備校」でテーマ「ゆる起業の入口でやってみるマイキャリアの棚卸し」のワークショップ講師(コワーキングSALOON札幌)

2019年11月15日 さっぽろサムライ倶楽部シリーズセミナー2019「補助金、助成金以外の事業者の問題解決のための公的支援」講師(事務局 札幌商工会議所)

2019年11月~ ビジネスモデルと収支計画の作成のワークショップを定期開催(コワーキングSALOON札幌)

2020年1月11日 個人事業主初心者のための経理事務お茶会司会・アドバイザー(コワーキングSALOON札幌)

2020年2月8日 士業のためのグループキャリアコンサルティング司会(コワーキングSALOON札幌)

]

2020年3月 行政書士による創業塾で融資、補助金、助成金の活用についての講義(予定、北海道行政書士会札幌支部主催)

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御依頼から業務終了までの基本的な流れ

1 電子メール、facebookメッセージによるお問い合わせ

STEP.1
当事務所へのお問い合わせ
こちらの電子メール(お問い合わせフォーム)かfacebookメッセージ(facebookアカウント所有者のみ)に、お問い合わせの内容などの必要事項を記入の上、送信ください。
STEP.2
当事務所からの返信
当事務所より確認の電子メールまたはメッセージを返信し、回答の目処をご連絡します(初回問い合わせで速やかに答えられるものであれば、この返信で無料でお答えします。)
STEP.3
当事務所からの回答
2で返信した期限までに電子メールまたはメッセージで回答を返信します。(初回は無料です。2回目以降は一回当たり5,000円以上(税込)いただきます。その場合は、予め見積金額をお送りして、了解を得た上で回答を返信いたします。)
STEP.4
当事務所への料金のお支払い
二回目以降の問い合わせで料金が発生した場合は、回答と共にご希望の支払い方法に合わせたご請求をいたします。(クレジットカード、指定預金口座への振込等) 支払いが生じます場合には、料金のお支払の程お願い申し上げます。

2 面談による相談

STEP.1
当事務所へのご連絡
電子メール、facebookメッセージまたは電話により、次の内容を連絡ください。
・日時のご希望
・面談の方法(次のいずれか)(場所を指定して直接面談・ビデオチャット(使用を希望されるアプリ、ソフト等も合わせて)・テキストチャット(使用を希望されるアプリ、ソフト等も合わせて)
・相談内容の概略(キーワード程度で結構です。)
STEP.2
面談の日時、方法等の調整
面談の日時、方法を相談いただいた方と調整します。
STEP.3
相談者様との面談
決めた日時、方法で面談を行い、問題の解決方法の方向性を整理していきます。
STEP.4
当事務所への料金のお支払い
面談終了後、料金が発生する場合は、相談された方の希望により、所定の料金をお支払いただきます。(初回30分まで無料、その後は30分毎に5,000円いただきます。現金、クレジットカード、指定預金口座への振込を選択できます。)

3 書類作成代行

STEP.1
当事務所へのご連絡
電子メール、facebookメッセージまたは電話により、次の内容を連絡ください。
・直接の面談日時、場所のご希望
・作成の代行を依頼したい書類の種類
STEP.2
面談の日時、場所等の調整
日時、場所を相談いただいた方と調整します。
STEP.3
相談者様との面談とお見積り
決めた日時に直接面談を行い、依頼内容の詳細を把握した上で、作成する書類の仕様と見積金額を後日、ご連絡します。(書類作成代行の見積は無料です)
STEP.4
当事務所の書類作成の正式受任
提案した仕様、見積金額でご了承いただけましたら、当事務所で書類案を作成します。
STEP.5
書類案の事前確認
書類案については、期限の前にお送り(または持参)し、確認していただきます。ご希望があれば必要な修正を行った上で最終的に納品いたします。
STEP.6
書類の納品、料金のお支払い
納品した書類で問題ない旨回答いただきましたら、料金を請求いたします。支払い方法は、基本的に依頼いただいた方の希望に沿うように対応いたします。
注意
※お問い合わせ、相談の内容次第では、より適切に対応できる専門家や相談窓口を紹介することがあります。その際には料金はいただきません。

※新商品、サービス開発の支援や工場の新増設等で、法務調査や書類作成等複数の業務をコーディネートする業務を行う場合は、調整業務料等を見積もる場合があります。

料金が発生する場合には、その都度予めご説明した上で、次のステップに進むかどうかを依頼いただいた方に御判断いただきますので、ご安心ください。

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プロフィール

行政書士 工藤 保広

1968(昭和43)年生まれ、北海道北広島市出身。行政書士エンレイソウ法務事務所 代表(所在地~北海道札幌市手稲区)。
地方行政の立場で、二十余年様々な中小企業に対する相談や支援の対応を関係機関と連携しながら取り組んだ後、行政書士エンレイソウ法務事務所を独立開業し、現在に至る。
産業支援機関、商工会議所、自治体、コワーキングSALOON札幌での起業や事業計画についてのセミナー、ワークショップ、相談対応や、事業者の公的支援の活用に当たっての申請書、事業計画書等の各種書類の作成代行などを行う。主に石狩、空知、上川地域の事業者の問題解決支援を生業としている。

学歴・資格・所属団体等

学歴

  • 東京工業大学工学部生産機械工学科卒業(工学士(機械工学)、専門:トライボロジー(摩擦・摩耗・潤滑)
  • 北海道大学大学院教育学研究院博士課程単位取得満期退学(教育学修士(科学教育))

資格等

所属団体等

  • 札幌・石狩・美唄・赤平各商工会議所、北海道科学技術総合振興センター(ノーステック財団、賛助会員)、日本産業カウンセラー協会、日本トライボロジー学会、北海道教育学会等の各種商工団体、学術団体に所属。
  • 行政書士業の傍ら、科学実験教室やイベントの企画、運営(NPO 法人 butukura)、炭鉱遺産を活用した観光まちづくり(NPO 法人炭鉱の記憶推進事業団)にも関わる。

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私の思い

当事務所の三つの「親切」
★お客様の課題を十分に把握し、一緒に考え、最も適切な解決方法を提案
★受けた業務は途中経過をこまめに報告し、業務終了後も必要に応じてフォロー
★対応しきれない仕事は、直ちに対応可能な機関・専門家へ紹介・仲介
当事務所の三つの「強み」
★企業に対する相談に20年余り携わり、好調な時から厳しい時までの様々な相談に対応
★商工団体、産業支援機関、研究機関と密接に連携
★個人事務所故の軽いフットワーク。お声がかかれば速やかに訪問
※初回相談(30分以内)、業務の見積無料。オンライン相談に対応。

この度は、このページにお越しいただきありがとうございました。当事務所の代表である工藤保広の仕事に対する思い、当事務所の「親切」「強み」を、ここに詳細に記します。

私の思いは、地域の皆様と新たな挑戦や逆境に合っても、繋がり合い知恵を出し合い、考え抜いてお互いに育ち続けたい、ということです。

そのために、私はささやかでも、車の無段変速機の潤滑油やクラッチ板のように、親切第一の信条の下、事業者、住民、官庁等の様々な主体を、時にはつなぎ、時には摩擦を減らすことで、課題解決を図る役割を担いたいと考えています。感心のある方は御一読いただければ幸いです。

1.「親切第一」への傾倒

2.境界は隔てるものではなく、繋ぐもの

3.北海道産業クラスター創造活動の実働部隊として

4.「親切第一」を胸に行政書士業を開業

 

1.「親切第一」への傾倒

私は中学1年生の時に、2冊の本と出合いました。「明治・父・アメリカ」と「人民は弱し官吏は強し」。いずれも、ショートショート1001編を残した星新一氏の著作です。しかし、この2冊はいずれも、星氏の作品としては異例の長編です。内容も実父である、星一(ほし はじめ)氏の若い頃から事業の成功を経て、官僚などの妨害で事業が傾きつつあるところまでを記した異色のノンフィクション作品です。

私は、その後の人生観に繋がる豊かなエピソードが詰まっており簡潔な文体にすっかり引き込まれてしまい、最後の裁判の陳述を終える前に、星一氏の言葉を読んで、言いしれない怒りとやるせなさを感じ涙したことを、今でも鮮明に覚えています。

星一氏は、常に前向きで和漢洋才といった心持ちで、製薬を手掛けて、製造から販売までを一貫して行うチェーンストア形式を日本で初めて導入し、国産初のモルヒネ精製に成功するなど、次々に成功を納め、一時は「東洋の製薬王」と言われました。その会社「星製薬」の最も大事な社訓が「親切第一」でした。

「親切第一」は幾通りかのパターンが記されているのですが、主な内容は次のようなものでした。

親切第一 星一
自己に親切なれ
何事にも親切なれ
親切こそ人間の第一義なり
第一義に徹するは努力なり
努力なく科学なき人生に栄光なし
(星薬科大学本館に掲げられている額縁の文章(写真)より)

「何事にも」とは、「何人にも」、「時間にも」、「物品にも」と星一氏自身が講演などで解説しています。

中学生だった私にとっては、淡々としていてそれでいて内なる熱さを感じる文章を読み、その中で「親切第一」という言葉に触れたことで、自分自身も将来そうあれたらと願うようになりました。

そして社会人になって、星一に関する3冊目の著作に出会いました。最相葉月氏が著した「星新一~1001話をつくった人」でした。

この本を読んだのは、すでに社会人になってある程度仕事をしていた頃でしたが、3冊目の本を読んで、「親切第一」の理念を最後まで守りながら、企業経営としては結局失敗したと言わざるをえない結果になったことを知り、衝撃を受けました。推測ですが、私は、星一氏が自身は死なないことにしているから、新たなアイデアを事業化して、親切第一を守り続けて精進すれば経営好転する、と思い込んでいたのではないかと思っています。しかし、それがために後継者や取り巻くスタッフを育てることを結果としてできず、最終的に実質的な撤退に至らざるを得なく原因だと推測しています。このことは、今日的にも課題となっている事業承継の問題を明らかにした大きな事例とも言えるでしょう。

これらの3冊の本を読み、「親切第一」の理念は正しくても、日本社会の闇に巻き込まれ苦難の連続、その中で理念とは異なる結果に行きつくことがあることを知りました。様々な主体がいる中でもまれながら事業を続けることの難しさの一端を知ることができたのです。

2.境界は隔てるものではなく、繋ぐもの
私は、大学時代にわずかの期間ですが、ものとものの摩擦の機構に関する研究に携わっていました。そのきっかけとなったのは、摩耗機構の研究の第一人者である笹田直先生の次の言葉でした。

「君たち、ものの端というのはどうなっているのか、考えたことがあるかね?」

「大まかにいえば、見た目にはものの端と見えても、原子レベルでは、ものの原子と空気を構成する分子が混在している部分があり、その中のどこまでがものでどこまでが空気かは何とも言えない。つまり、境界があるように見えても、自然はそこで連続している。」

この話を聞いて、自然現象としての境界の機構に俄然興味を持ちました。

さらに言えば、ものの表面は原子レベルでは、様々なものがくっついており、結果として多くの場合、境界にはそのくっついているものが挟まることになります。このものの挙動次第で、摩擦の大小が変わることはよく知られています。

この性質を応用して、私たちはものどうしの摩擦を減らしたり、増やしたりするためには、接触面に油をさしたり、摩擦抵抗の大きい素材をブレーキのパッドに使用したりするわけです。

つまり、ものとものに境界はあるように見えても、ミクロに見ればものとものとは繋がっている。そして、多くの場合境界に何かがあり、それを挟んで繋がっている。例えば、それは生垣のようなイメージと言えるかもしれません。そして、その何かの役割次第で、ものとものの関係が変わる、例えば摩擦が大きくなったり小さくなったりできるというわけです。

このことは、自然科学の話ですが、人間社会でも境界に関してはやはり同じようなことが言えると感じました。

例えば、私が道外からの工場誘致をお手伝いする仕事をしていた時のことです。その際には、様々な課題がありそれらを克服するため、地元市役所の職員と共に、担当官庁と折衝することがありました。最初は破れそうにないと感じる壁がたくさんありました。どうにかならないか、市役所職員と知恵を絞り、類似の事例を見つけて文献を持ち込み、何度も足を運び、結果的に目指した方法は取れませんでしたが、解決策を見出して、立地に結び付けたことがありました。

地元の市町村の新商品開発のために、足並みを揃えて知恵を出して、許認可を出す官庁と折衝したり、時には国外に工場を移そうとする企業の方を説得して、知恵を出し合い、国から大きな補助金を得たこともありました。

私は今まで一緒に歩んだ市町村、産業支援機関の皆さんからは教えられることがあっても、反目することはありませんでした。志はただ一つ、少しでも地域に雇用を増やせるような取り組みを積み重ね、少しでも数多くの人に地域に残ってもらい、外から落としてもらったお金を地域で回すことでした。その一点でやれることを数多く手がけました。

この時に、組織と組織、人と人も境界はあってもそれは壁ではなく、どこかで繋がっている。そして、繋ぐ役割に大きな意義があると感じたのです。

3.北海道産業クラスター創造活動の実働部隊として
北海道の経済施策の長年の取り組みとして、産業クラスター創造活動があります。平成10年頃から、経済界がリードしつつ、官民一体となって調査事業から始まり、産業支援機関での専門部署の設置と実際の活動へと進展しました。最初の10年は食・住・遊の3つのカテゴリーで様々な取り組みを行いましたが、その後は主に食クラスターということで、食を中心とした取り組みが続けられています。

産業クラスター創造活動とは、地元にある第一次産業を基盤として、それを応用した第二次産業である製造業や第三次産業であるサービス業をブドウの房(クラスター)のように育てていこうという産業理論の元に行われており、フィンランドの産業政策を範としています。フィンランドは人口と気候、風土がよく似ており、林業から、電力産業、電子通信産業と展開し(携帯電話の大手であるノキア社はフィンランドの企業です)、着実な経済成長をしています。

私は、縁あって2年弱、産業クラスター創造活動の実働部隊への出向を命じられ勤務しました。

職場のメンバーは、道内の主要企業と自治体からの出向者、その機関のプロパー職員と、これまでの勤務とは全く異なる民間主導のメンバー構成でした。自分自身も相当の熱意と覚悟を持って乗り込んだつもりではありましたが、同僚は優秀で最初はずいぶん戸惑いました。しかしそのおかげで様々な経験ができ充実した貴重な期間を過ごすことができました。

その時に自分の支えとなったのが「親切第一」という思いでした。まさに、それを地域の中小企業の皆さんに実践することができたのです。例えば、札幌市内の教育機関と地域の企業を結び付け、学生のパッケージデザイン案を活用し、主婦らの意見を取り入れた新商品作りをコーディネートしました。

しかしその一方で、厳しい現実にも向き合いました。一番つらかったのはプロジェクトの担い手企業が破綻し、その後処理の対応をせざるを得ない時でした。昨日までは一緒に、新商品開発に向けて、知恵を出し合って頑張ってきたのに、破綻を境にこちらの補助を受けて購入された財産の保全に走ることもありました。また、産業クラスター創造活動を続けるために敢えて鬼にもなり、プロジェクト支援の打ち切りにも取り組みました。親切第一という思いとは一見矛盾する行為ですが、本当の意味を考えれば目先の支援の継続が、何よりその企業にとっても、結局プラスにならないと思ったのです。

4.「親切第一」を胸に行政書士業を開業

前の勤務先で多くの企業の皆様、産業支援機関の仲間、熱心な市町村職員らと一緒に仕事をさせていただいたことは、私にとってとても幸運なことでした。

ただ、地域のために、企業のためにと思って動けば動くほど、様々なストレスも増えていきました。迷った末に50歳を機に、より自由度の高い立場で自分の経験を活かせたら、と思い、親切第一を胸に、境界にあって様々な主体を繋ぐ役割として課題解決することがしたいと思い、行政書士の資格登録をして、この度の開業に至ったところです。

皆様のお引き立て、御指導、御鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

○行政書士エンレイソウ法務事務所の三つの「親切」についての解説

★お客様の課題を十分に把握し、一緒に考え、最も適切な解決方法を提案

一見、当たり前のように思えることですが、私がこれまで、見聞きしてきた話の中では、当たり前とは言えないことがしばしば起こっているようです。
例えば、〇〇町の素材を新たな食品づくりをするという事業を地元の企業がするために、関係の機関の専門家から助言をいただくことがあります。このような場合、専門家の立場からは、「その内容だと補助金は使いづらいからこうした方がいい」と、相談した方がやりたい方向とは違う方向に事業を導いてしまったり、「私の経験や知見から見ればそんなことは無理」と一方的に否定してしまうことが起こることがあります。
相談者が専門家に相談するということは、課題解決のために必要な知恵をいただきたくて相談するわけですが、そもそも知恵がないところで、やりたかったことを補助金の仕組みに合わせて無理に変えてしまおうとしたり、頭ごなしに否定してしまうことは、相談者を戸惑わせてしまうことになります。
私は、行政に長くいたという事情もありますが、「主役は助言する側ではなく相談者である」と常に思っています。その相談者が何をしたいのかを十分お話を聞かせていただいて、こちらでも関係する情報収集を行い検討した上で、相談者の意向に沿うような課題解決の方策を提案します。その上で、書類作成などの業務をこちらにしたいということであれば、改めて見積もらせていただき、相談者に御判断いただきます。決して、相談者が不本意な思いをすることのないよう、一緒に考え知恵を出す、という誓いを持ち、業務に臨んでいます。
また相談される方が、意欲的で様々なことに取り組みたいが何から手を付けていいのか解らず困っているというような場合もあります。そのような時は、どのような順序で物事を進めていくのがよいかを相談者と話し合って議論を整理していきます。第三者と話し合うことで、自分の頭の中で煮詰まっていた内容が明確になって整理されるということはカウンセリングなどでもよくあることである。私も業務の合間に実践も交えたカウンセリングの学習をしておりますので、その中で得たノウハウも活用して、皆様のお役に立ちたいと思います。

★受けた業務は途中経過をこまめに報告し、業務終了後も必要に応じてフォロー

特に、書類作成の依頼を受けた場合、内容にもよりますが、その納期までに1ヶ月以上かかるような場合もあり得ます。そして、それぐらいの業務量になるといただく報酬も相当の額になります。そのような場合に、納期までに音沙汰が全くない、ということであれば、本当に納期までにきちんとしたものができるのか、不安になる方も多いと思います。
特に、許認可や届出の申請書類のように、要件を満たして許認可等が出ればOKというものであれば、まだいいと思いますが、補助金の交付申請、完了報告と完了検査、清算に至る事務をお手伝いする場合や、経営革新計画などの税金の減免や有利な融資の活用などの公的支援を受けようとする場合、その内容は依頼した側にとって、納得したものであることが不可欠です。
このため私の方では、依頼のあった書類作成の内容によって、作業の進捗状況についての報告を電子メール等で随時させていただきます。また、作業途中の書類についてもご希望があれば都度確認いただき、納期の時点ではその後の修正がなるべく生じないよう最善を尽くしてまいります。また、納期の終了後もご要望に応じて可能なフォローアップをさせていただきます。

★対応しきれない仕事は、直ちに対応可能な機関・専門家へ紹介・仲介

私自身、行政の立場で企業の皆様の相談対応に長く携わってまいりましたが、自ら直接ご支援できることは実は限られており、その内容に精通している産業支援機関や研究機関等と密接に連携して、相談の対応をしてまいりました。その際もご希望があれば、単に別の窓口を紹介するのみではなく、紹介先との打ち合わせの際に同行し、必要に応じて相談内容の補足などの橋渡しを行うなどすることで、その後の相談のあった企業の皆様の課題解決が円滑に進むよう、必要な調整もさせていただきました。また、前述しましたが、産業支援機関に出向し、新事業開発のプロジェクトのコーディネートも経験しておりますので、私のみで対応できない仕事については、内容を把握し、相談者の了解を得た上で直ちに、関係機関、専門家等への紹介や仲介を行います。相談される企業の皆様にとって、大事なことは目前の課題をいかに早く解決するために、今何ができるか、ということに尽きると思っています。そのためにできることは可能な限りさせていただきます。

○行政書士エンレイソウ法務事務所の三つの「強み」についての解説

★企業の皆様に対する相談に20年余り携わり、好調な時から厳しい時までの様々な相談に対応

私は、行政の立場でしたが、企業の皆様の様々な相談対応を長きにわたって行ってまいりました。そして、その多くは依頼を受けて、企業を訪問して現場を見ながら対応してまいりました。やはり、事務所で企業の方の相談を受けるよりも、実際に企業を訪問して相談に対応する方が、企業自身が気付いていなかった課題に直面することもありますし、現場を見てこそ考えられる現実的な課題解決のアイデアが出せることも多かった、というのが振り返っての感想です。
また、その相談内容は、新しい事業を展開したい、新たな商品を開発したいといった、前向きなものあれば、経営状況が厳しく資金繰りに苦慮しているというもの、最悪の場合にはこちらから補助金を出していた企業の破綻の後処理にも少なからず対応しました。これらの経験の中から、事業を積極展開しようとしている企業であっても、財務基盤が必ずしも万全ではなく、最悪の場合その積極展開がきっかけとなって破綻するような場合があることも知りました。身の丈を知り次の一歩をどう踏み出すか、ということが大変重要だと感じています。

★商工団体、産業支援機関、研究機関と密接に連携

前述しておりますが、長年の企業相談と産業支援機関への出向経験、相談対応の多くが他の機関等との連携によるものだったことから、その人脈の多くが現在でも生きています。また、その機関の得意とする分野、領域や仕事の進め方の特徴なども長年の経験から認識しています。それらを踏まえ、私がワンストップで企業の皆様の相談に対応することができます。自らどこに相談に行ったらいいかを悩みながら様々な機関を歩き回るよりも、私に御相談いただくことで、企業の皆様にとっては時間の節約やストレスの軽減になると思います。

★個人事務所故の軽いフットワーク。お声がかかれば速やかに訪問

行政で相談対応をしていました、というと窓口に座って相談者を待っている、というイメージを持たれる方も多いと思いますが、私は先方からご希望があればその大半は、企業を訪問して現場を見ながら相談対応をしてまいりました。ただ、行政の中には様々な約束事がありましたので、それをうまく解決した上での対応をしなくてはならず、ストレスもあったのですが、現在はそのようなストレスは当然全くありません。
したがって、現在の事務所の方針としては、時間の重複等がなければ、基本的には相談者の企業などの都合のよい場所にお伺いしています。
なお、初回相談無料(営業地域の中心である石狩、空知地域は訪問に要する旅費も無料)、相談した際に業務の依頼をご検討いただけるということでしたら、その内容に踏まえた見積も無料でさせていただきます。

事務所

行政書士エンレイソウ法務事務所 代表・行政書士 工藤保広

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